2026年9月10日、『キングオブコント2026』のファイナリスト10組が発表されました。
3445組の頂点を争うのは、常連から10年ぶりの返り咲き、勢いのある初出場組までかなり濃い顔ぶれです。
しかも今年は大会史上初の敗者復活戦が導入され、決勝審査員も5人から7人へ増員されます。
正直、例年以上に予想が難しい大会になりました。
それでも現時点で一組選ぶなら、本命はや団、対抗はニッポンの社長と予想します。
大穴は相性はいいよね、超大穴はヤッホイです。
さらにジェラードン、ザ・マミィまで含めると、本命候補はかなり混戦だと考えています。
この記事では過去のKOC実績だけでなく、直近の賞レース成績や2026年の勢いまで含めて優勝候補を考察します。
※この記事は2026年9月11日時点の公開情報による予想です。
この記事で分かること
- キングオブコント2026の優勝予想
- 本命・対抗・大穴に選んだ理由
- ファイナリスト10組の決勝実績
- ダークホースとして怖い芸人
- 敗者復活戦と審査員7人体制の影響
▼キングオブコント2026 ファイナリスト発表動画
キングオブコント2026の優勝予想!
現時点のキングオブコント2026優勝予想は次の通りです。
| 評価 | コンビ・トリオ名 | 主な根拠 |
|---|---|---|
| 本命 | や団 | 5年連続決勝、2025年準優勝 |
| 対抗 | ニッポンの社長 | 史上最多タイ6回目、別大会で優勝 |
| 警戒 | ジェラードン | 決勝経験+コンビ体制で新境地 |
| 大穴 | 相性はいいよね | ツギクル芸人GP2026優勝 |
| 超大穴 | ヤッホイ | 芸歴3年目、初準決勝から一気に決勝 |
評価したのは、KOCでの実績、決勝経験、直近の賞レース成績です。
そこへ2026年の勢いと、初決勝組が持つ未知の爆発力も加えました。
ただ、キングオブコントは一本のネタで空気が一気に変わる大会です。
出番順や当日の客席とのハマり方によって、予想は簡単にひっくり返ります。
だからこそ面白い。
今年は「この人が絶対」という大会ではなく、何組にも優勝する理由がある決勝だと思います。
本命はや団!5年連続決勝から悲願の頂点へ?
優勝予想の本命は、5年連続5回目の決勝進出となるや団です。
最大の理由は、2025年大会の内容にあります。
昨年はファーストステージで473点。
1位だったロングコートダディとは、わずか1点差でした。
さらにファイナルステージとの合計は937点。
優勝したロングコートダディの945点まで、あと8点です。
「惜しかった」という言葉だけでは足りないくらい、もう頂点のすぐ横まで来ています。
そして何より怖いのが、これを一度ではなく5年連続で決勝へ来て積み重ねていることです。
KOCの決勝は、テレビの生放送で数分間にすべてをぶつける特殊な舞台。
その空気を5年続けて経験しているのは、大きな武器になるでしょう。
さらに2024年に準優勝したロングコートダディは、翌2025年に優勝しました。
もちろん、前年2位なら翌年勝てるという単純な話ではありません。
それでも「あと一歩」を経験した組が翌年に頂点へ届いた直近の例があるのは興味深いところです。
今年のや団には、そこへもう一つ物語があります。
中嶋享さんは準決勝の若いメンバーを見て、世代交代の波を感じているとコメント。
「ラストチャンスだと思って頑張りたい」という覚悟まで口にしています。
毎年決勝へ来ていると、見る側はつい「またや団がいる」と慣れてしまいます。
でも本人たちにとっては、決して当たり前の5年間ではなかったはずです。
何度も決勝まで来て、あと少し届かない。
それでもまた一本ずつコントを作り、5年目も同じ舞台へ戻ってきた。
「悲願」という二文字の中に詰まっている時間まで考えると、今年こそという期待をせずにはいられません。
実績、経験、前年の完成度。
今年のや団には、雰囲気ではなく数字から本命を打てます。
対抗はニッポンの社長!6度目の決勝で今度こそ?
対抗は、2年ぶり6回目の決勝となるニッポンの社長です。
6回の決勝進出は大会史上最多タイ。
キングオブコントの大舞台を知っているという意味では、今回のメンバーでもトップクラスです。
そして今年評価したいのは、過去の実績だけではありません。
2025年には、漫才とコントの二刀流で争う『ダブルインパクト』初代王者になりました。
2875組が参加した大会で、コント475点、漫才474点。
合計949点でロングコートダディとの2点差を制しています。
大きな賞レースを最後まで勝ち切った経験は、KOCでも無視できない材料です。
もちろん『ダブルインパクト』とキングオブコントは別物です。
漫才とコントを一本ずつ披露する大会と、コント日本一を決めるKOCでは求められるものも違います。
それでも「決勝へ行けるコンビ」から、「大舞台で優勝できるコンビ」になったことは大きいでしょう。
辻クラシックさんは6回目にもかかわらず、「6回とも初回みたいな喜び方をしている」と話しています。
これだけ決勝へ来ても、慣れてしまっていない。
何度来ても悔しくて、何度来ても優勝したい。
KOCを追ってきた人ほど、ニッポンの社長に残っている「優勝」の二文字が大きく見えるのではないでしょうか。
6回目でついに取り切るのか。
2025年に手にしたタイトルが、その予兆だった可能性は十分あります。
大穴「相性はいいよね」は勢いだけではない
大穴には、初決勝の相性はいいよねを選びました。
理由は明確です。
2026年8月の『ツギクル芸人グランプリ2026』で優勝しています。
しかも優勝から約3日後には、キングオブコント2回戦へ挑戦。
そのまま準々決勝、準決勝を突破し、KOCでも初めて決勝までたどり着きました。
「今年は勢いがある」という表現は便利ですが、相性はいいよねの場合は結果が伴っています。
一つの賞レースで優勝し、その直後から別の大きな賞レースでも勝ち上がっているからです。
本人たちにとっても急展開だったようです。
エビランドさんは、ツギクル優勝からKOC2回戦までが近すぎて、頭が追いついていないとコメント。
ヤダヤムクンさんも、それまでKOCは「落ちるもの」で、決勝はテレビで見るものだったと振り返っています。
ずっと画面の向こう側だった舞台へ、この一年で一気に飛び込んできました。
こういう初出場組は怖いです。
決勝経験がないことは弱点ですが、逆に言えば「KOC決勝ではこうするもの」という固定観念もありません。
直近の賞レース王者が何も背負わず一本ハマった時、一気に会場をさらっても不思議ではないでしょう。
今年、名前を覚えておきたい大穴です。
超大穴・ヤッホイは芸歴3年目の未知数
超大穴は、ヤッホイです。
芸歴3年目で初のKOC決勝。
しかも2026年は、準決勝へ進んだこと自体が初めてでした。
3445組が出場した大会で、初準決勝からそのままファイナリスト。
8月には『ツギクル芸人グランプリ2026』の決勝にも出場しています。
少なくとも今年、複数の審査を続けて突破していることは偶然ではありません。
面白いのは、本人たちが浮かれ切っていないことです。
泉さんは、自分たちについて「予選ではウケても決勝では苦戦するタイプなのでは」と危惧されていることを認識。
そのうえで、決勝用に調整していくと話しています。
芸歴3年目で初決勝なら、「勢いで行きます!」でも不思議ではありません。
ところが自分たちの弱点をかなり冷静に見ています。
この自己分析が本番までの約1か月でどうネタへ反映されるのか。
見る側だった若手が、その年のうちにキングになる。
もしそんなことが起きれば、一気に大会史に残る存在になります。
確率だけなら大穴。
でも一番「何が起こるか分からない」のは、この二人かもしれません。
ジェラードンも本命級!コンビ体制の爆発力が怖い
ジェラードンも、本命圏から外せません。
2021年にはトリオで決勝へ進出。
2026年はアタック西本さんとかみちぃさんのコンビ体制となって、初めてKOC決勝へ進みます。
ここで面白いのは、単なる「昔の実力者の復活」ではないことです。
かみちぃさん自身、コンビとして形になるまで時間がかかると思っていた中で、思いがけず「バチっとハマるネタ」ができたと語っています。
つまり今回は、過去のジェラードンをそのまま持ってきた決勝ではありません。
新しい形が結果を出して戻ってきた決勝です。
アタック西本さんは、緻密なネタが並ぶファイナリストに対し、自分たちは「見た目と動き」で勝負すると宣言しています。
これがジェラードンの怖さでしょう。
細かな設定を理解する前に笑える。
初見の視聴者まで一気に巻き込めるタイプのコントは、生放送の決勝で爆発すると止めにくいものがあります。
ななまがりの初瀬悠太さんも、会見で優勝予想にジェラードンを指名しました。
コンビとしてのKOC決勝経験がない点は未知数です。
ただ、未知数だから評価を下げるより、新しいジェラードンがどこまで跳ねるのかを警戒したいと思います。
裏本命はザ・マミィ!5年間の遠回りが怖い
個人的にもう一組、かなり怖いのがザ・マミィです。
2021年大会で準優勝。
普通なら、そのまま翌年以降も優勝候補として決勝へ戻ってきそうな成績です。
しかし実際には、そこから4年連続で準決勝敗退。
そして2026年、5年ぶりに決勝へ帰ってきました。
林田洋平さんは2021年について、勢いで決勝へ進み、そのまま準優勝まで行った感覚だったと振り返っています。
そこから敗退を重ね、今回は以前より地に足がつき、力もついたという手応えがあるそうです。
このコメントはかなり気になります。
5年前のザ・マミィは、すでに準優勝できるほど評価されていました。
そこへ4年間勝てなかった経験まで積んで戻ってきています。
遠回りは、賞レースでは決してマイナスだけではありません。
何が届かなかったのかを考え続けた時間が、一本のネタに乗った瞬間は怖いです。
「2021年の準優勝者が帰ってきた」ではなく、「準優勝してから4年間負けたコンビが帰ってきた」。
この違いは大きいと思います。
本命にしてもおかしくない、裏本命です。
残る4組にも優勝する理由がある
予想上位に挙げなかった4組も、決して脇役ではありません。
| コンビ・トリオ名 | 決勝実績 | 注目したい点 |
|---|---|---|
| 蛙亭 | 3年ぶり3回目 | 2年の準決勝敗退を越えて復帰 |
| 元祖いちごちゃん | 2年連続2回目 | 昨年の決勝経験をすぐ生かせる |
| ダウ90000 | 初出場 | 8人全員で念願の決勝進出 |
| ななまがり | 10年ぶり2回目 | 大会史上最長の返り咲き |
特にダウ90000は面白い存在です。
蓮見翔さんは、ほかの賞レースとは違い、キングオブコントだけはずっと8人で出場してきたと語っています。
テレビや舞台で活躍するようになっても、8人でKOCへ挑むことを続けてきた。
そのメンバー全員で初めて決勝へ立つわけです。
大人数だからこそ作れる画面の広さや会話の重なりが、KOCの数分間でどう爆発するのか楽しみですね。
そしてななまがりは、2016年以来10年ぶり。
これは大会史上最長の決勝返り咲きです。
10年前と今では、本人たちもKOCという大会自体も変わっています。
決勝回数の数字だけでは測れない組が多い。
それもキングオブコント2026が読めない理由です。
敗者復活組がそのまま優勝する可能性も?
さらに2026年は、大会史上初の敗者復活戦が行われます。
準決勝で決勝へ届かなかった25組のうち、上位10組が最後の1枠を争います。
対象は次の10組です。
- 江戸川ジャンクジャンク
- オフローズ
- cacao
- 喫茶ムーン
- しずる
- 生姜猫
- スパイシーガーリック
- そいつどいつ
- ネルソンズ
- 破壊ありがとう
勝者は11組目のファイナリストとして、同日の決勝へ進出します。
ここは今年最大の未知数でしょう。
敗者復活を勝ち抜いた直後の勢いは間違いなくあります。
一方で、同じ日にもう一度コント日本一を懸けて戦う負担も無視できません。
しかも、しずる、そいつどいつ、ネルソンズなど決勝経験のある組も入っています。
「敗者復活だから格下」と見るのは危険です。
むしろ一度落ちたところから、その日のうちに11組目へ滑り込む。
そんな組が勢いのままキングまで駆け上がれば、初開催の年からとんでもない物語が生まれます。
今年の優勝予想は、敗者復活戦が終わるまで完成しない。
そう考えた方がよさそうです。
また、決勝審査員は昨年までの5人から7人へ増えます。
9月11日時点では、7人の顔ぶれは発表されていません。
採点方式がこれまでと同じなら、一人の審査員が全体へ与える割合は小さくなります。
その分、より複数の視点で評価される決勝になる可能性があります。
これまでの「KOCで強いネタ」がそのまま今年も強いのか。
審査員7人体制が、思わぬ組への追い風になるのか。
ここも決勝直前まで見逃せません。
キングオブコント2026優勝予想まとめ
- 本命は2025年準優勝、5年連続決勝のや団
- 対抗は最多タイ6回目、タイトル獲得経験もあるニッポンの社長
- 大穴はツギクル芸人GP2026王者の相性はいいよね
- 超大穴は芸歴3年目で初決勝のヤッホイ
- ジェラードンはコンビ体制の爆発力が怖い
- ザ・マミィは5年間の遠回りを経た裏本命
- 史上初の敗者復活組がそのまま優勝争いへ加わる可能性もある
現時点では、前年準優勝の完成度と5年連続という経験から、や団を優勝予想の本命にしました。
ただ、ニッポンの社長には6度目の意地がある。
ザ・マミィには4年間勝てなかった時間がある。
相性はいいよねとヤッホイには、常連組にはない勢いがあります。
そしてジェラードンは、新しい形で再び決勝まで戻ってきました。
ここまで「勝ったら熱い理由」が違う10組が集まると、一組に絞る方が難しいですね。
常連が積み重ねた年月を実らせるのか。初出場組がその歴史を一夜で追い越すのか。
10月17日、最初の一本が始まった瞬間に、この予想表が全部ひっくり返る可能性があります。
それこそが、キングオブコントを予想する一番面白いところなのかもしれません。


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